一般財団法人 あままる基金
(略称:GotoBaファンド)
[当法人の目的]
この法人は、海士町地域における産業や公益事業の運営を支援することにより、地域のにぎわいを創出し当該地域が内発的かつ継続的なコミュニティとして発展拡大することに寄与することを目的とする。
[実施する事業]
(1)産業の振興及び地域のにぎわいの創出に関する情報提供、普及・啓発に係わる事業
(2)上記事業を運営する事業体への事業資金の支援
(3)上記事業を運営する事業体への事業運営の支援
(4)前各号に附帯又は関連する事業

住 所 〒684-0403 島根県隠岐郡海士町大字海士1473番地6
設立年月日 2025年6月5日
法人番号 2800-05-007660
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理 事 吉元 操(代表理事)、井上義雄、宮本 聡 監 事 本郷順子
評議員 青山敦士、荒木 洋、石井克典

ビジネスの成長のために必要なものを提供する
自律的な経営基盤を実現するために現状の延長線上で事業を見つめるだけでなく、数年後のありたい姿を思い浮かべ、未来から逆算して事業の進捗を組み立てなおしてみましょう。
私たちが提供するサービス
資金的支援と経営的支援を組み合わせて提供する新しいタイプの基金である 「あままる基金」は、ビジネスチャレンジ事業者が成長するために 必要な手立てを用意しています。

事業計画書作成セミナー
どのように事業を見つめて成長させていくのか

資金計画書の指導
成長はどのような数字の積み重ねで創り出していくのか

アニュアルレポート
事業年度でどのような取り組みを進めてきたかを紹介

インパクトフォーラム
取り組み事例が生み出した成果について共有
FAQ
Q:なぜ町自体ではなく、別法人を設立したのですか?
A:行政予算の中では、施策の中で補助金・助成金をどれぐらいの金額を提供したかが最も大切になって、投下によって生じたインパクトが見えにくくなってしまい、また公平に配分することが第一となってしまいます。そこで民間のノウハウを活かして、成果を重視したメリハリのついた支援を進めていきたいと思います。
支援を受ける側においても、いままでの補助金・助成金では、最も努力するのは申請書類を作成することで、残りは監査に耐えられる精算書類を確保するに労力をかけていました。本来であれば、調達した資金は、経営に結びつくものであればどんな名目に使ってもよく、それよりも事業をうまく回転させて成果を出すことを最も重視していく必要があります。また、助成金・補助金を受けて自主的な経営基盤を確立することが望まれますが、事業者だけでは経営や事業運営に不慣れで自立にはほど遠く、なくなれば次の補助金を模索する、いわゆる依存体質になりがちでした。
そこで日々の事業運営に追われるばかりではなく、経営指導や民間の力での事業サポートのしくみを組み合わせて、結果として自律的な経営体質となるように仕向けていく必要があります。
これらの観点から、民間で独自の視点を持つ法人を設立して、新しいビジネス・チャレンジ事業者に支援を通じて効果的な事業運営を進めていってもらうために、資金的な支援と経営サポートを組み合わせて、事業の運営拡大と自律的な経営を促していきたいと思います。
Q:基金の目的は金融機関と同じではないのでしょうか
A:金融機関では、低金利の時代にいわゆるリスクの高い事業者に対しての融資が行いにくい側面があります。そこで寄付を原資として運営する財団法人の形態をとった「あままる基金」の支援を受けられる地域であることを特色として、事業者として参入するにはリスクの高いと思われがちな島のフィールドにおいて、是非も新しいチャレンジしようという事業者を呼び込み、その結果、地域の事業者が経営的に伸びて地域経済を活性化させていく、最初の呼び水となるように進めていきます。またあままる基金からの支援を受けて経済的にも活性化し、経営的にもサポートによって自律化していくことから、既存の金融機関からの支援も得やすくなるような相乗効果を生み出すようにしていきたいと思います。民間の法人を設置することによって、自前での資金調達、地域の人々や法人からの寄付に加えて、将来的には、ふるさと納税による事業指定、支援を受けて成長した事業者からの資金の再投入、今後拡大が予想される社会的投資など、様々な財源を受け入れることができる「地域の資金循環の受け皿」となって、財源の可能性を拡大することによって、効果を大きくすることを目指していきます。
Q:支援の決定は誰がするのですか
A:まず事務局で提出書類の確認から始まり、事業内容の確認を行います。場合によっては面談や現地調査を進めていきます。次に案件評価委員会という経営診断に一定の経験を有するプロの専門家に地域のしがらみを知らないからこその「目利き」を理事会に答申してもらい、最終的には理事会が総合的な観点から判断していきます。